長崎は我が国貿易発祥の地、竜馬を気取って海外に目を向け、私が始めてフィリピンを訪問したのは、1969年でした。
造船技術世界一の日本で建造された船舶を、島を繋ぐ橋の完成などで、余剰の船舶をフィリピンに輸出してから既に1000隻以上になります。
又　技術立国の日本の最先端技術などの紹介なども行っております。

私も今年で74歳になります、もう、そろそろ引退の二文字が頭を掠めます、其の前に43年間お世話に成った私の第二の祖国、フィリピンに恩返しの真似事でも出来ないものかと考え、若い時からの私の信念でした“国家百年の計は教育にあり”これを実践すべく、2010年12月にLuistro教育大臣とお会いして、15万2千の教室と260万個の机椅子が不足してると知り、翌年の3月に、それに協力する目的で現地に財団を設立しました。

ある片田舎の学校では机・椅子はなく床を机がわりに勉強してる現状です。
日本では、廃校や生徒数の減などで処分してる机、椅子が現地では　正に“宝物”です。日本とフィリピンの教育現場の落差に愕然と致します、私ども財団が、それに最大限の協力をすると決断したのは間違いなかったと確信しております。今後とも、両国の親善の虹の架け橋になるべく、鋭意努力をして参りたいと思います。

敬具

会長　清水勝利